調理師 過去問 関西版 平成30年 食品衛生学 問25~29

【問25】食中毒に関する記述について、誤っているものを一つ選べ。

  1. 食中毒又はその疑いがある者を診断した医師は、ただちに保健所長に届け出る義務がある。
  2. 平成27年の食中毒統計(全国)の病因物質別発生状況で、患者数の最も多いのはカンピロバクターである。
  3. 細菌性食中毒は、感染型と毒素型に分類される。
  4. 食中毒とは、食中毒菌や有害・有毒物質が含まれている飲食物を摂取することによって起こる健康障害をいう。

解答 : 2

【問26】ノロウイルスに関する記述について、誤っているものを一つ選べ。

  1. このウイルスを取り込んだ二枚貝による感染を防止するためには、調理の前に二枚貝を真水で十分に洗浄すると効果的である。
  2. このウイルスに感染した人が、用便後の手洗いが不十分なまま調理すると、その食品を汚染するおそれがある。
  3. 中心温度85~90℃で90秒間以上の加熱で、食品中のノロウイルスを不活性化できる。
  4. このウイルスによる食中毒は、1年を通じて発生するが、冬場に多く発生する傾向がある。

解答 : 1

【問27】黄色ブドウ球菌に関する記述について、誤っているものを一つ選べ。

  1. エンテロトキシンという熱に強い毒素を産生する。
  2. 人の鼻腔びくう内や化膿した傷に存在することがある。
  3. 食中毒の主な症状は、吐き気、嘔吐おうと、腹痛、下痢などで、発熱はほとんどない。
  4. 食中毒の潜伏せんぷく期間は、平均24~48時間である。

解答 : 4

【問28】サルモネラ属菌に関する記述について、誤っているものを一つ選べ。

  1. この菌による食中毒は、毒素型の細菌性食中毒である。
  2. サルモネラ・エンテリティディスがよく知られている。
  3. この菌による食中毒の原因食品は、卵やその加工品、食肉などが多い。
  4. この菌による食中毒の主な症状は、腹痛、嘔吐おうと、下痢、発熱である。

解答 : 1

【問29】腸炎ビブリオに関する記述について、誤っているものを一つ選べ。

  1. 海水域に生息している。
  2. この菌による食中毒の主な症状は、激しい腹痛及び下痢である。
  3. 食中毒菌の中でも分裂・増殖が速い。
  4. 15%程度の塩分を最も好む。

解答 : 4

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